2018-05-01から1ヶ月間の記事一覧

白川郷~合掌造り(8)

岐阜県の北部、富山県と接する飛騨地方にある 白川村は、合掌造りの民家の残る郷です。 ここは、冬場豪雪地帯で、 茅葺の急こう配の屋根を持つ 合掌造りの家屋ができました。 一階は、住居部分で、その上の階は、雪に閉ざされた冬場、 和紙漉きや養蚕の作業…

青井阿蘇神社~人吉市

熊本県南部にある人吉市は、 九州山地に囲まれた盆地にあります。 古くは、古事記や日本書紀に登場する 熊襲(クマソ)の震源地です。 この地は、薩摩の島津家や熊本の細川家 の大藩に囲まれていますが、鎌倉時代から 廃藩置県まで相良氏が治めていました。 …

花見小路(3)

八坂神社から四条通りを西に進むと、 南北に抜ける通りに出ました。 この通りが、花見小路で、 北に行くとバーやスナックの入る ビルがある歓楽街です。 南に行くと、建仁寺まで、 お茶屋さんと料理やさんが軒を並べていました。 花見小路沿いに建つ久露葉亭…

佐原街歩き(15)

利根川沿いの香取市は、平成の町村合併で、 4市町合併して出来た市で、過っては、佐原市と言っていました。 佐原は、小野川沿いに、古い町並みを残す、観光地です。 小野川と県道55号線が交わる所に忠敬橋があります。 近くに大日本輿地図の伊能忠敬の旧宅…

女神大橋~長崎

長崎の港は、南に開けた港で 開口部に女神大橋があります。 普通、港の入り口に橋があると、 背の高い船や、幅の広い船は通れません。 その為に、開閉式の橋が用いられますが、 女神大橋は、つり橋で、クインエリザベスⅡも 通れる高さがあります。 女神大橋 …

うだつの上がる町並み~美濃市(2)

長良川が流れる美濃市は、 岐阜県中濃地方の中央部にあります。 歴史を語ると、関ケ原の合戦の功で、 金森長近がこの地を拝領しました。 商業が発達して、江戸から明治の 古い商家の家屋が残っています。 この町の家屋には、屋根の上にうだつと 呼ばれる、防…

長府藩

下関に近い長府は、過って毛利家の支藩の 長府藩が支配していました。 石高は5万石で、櫛崎に城がありました。 今お城は石垣しか残っていませんが、 武家屋敷は残っていました。 菅家長屋門 大小の武家屋敷を抜け、緑の深い路地を曲がると 屋敷の区画が広い…

おかげ横丁~おはらい町

伊勢神宮の伊勢内宮前に、 おかげ参りが流行った頃の 江戸末から明治初めの 伊勢の家屋を移築または再現した おかげ横丁には、飲食店やお土産屋さん がたくさん有り、目を楽しませて呉れます。 おかげ横丁 おかげ横丁の仕掛け元は、伊勢の名物の赤福餅で有名…

高山~古い町並み(19)

観光客でごった返している上二之町から、 国道158号線を越えて北に行くと、 あまり観光客に出会わなくなりました。 下二之町を通り越して 下三之町に来ているみたいです。 角に大きなお店がありました。 看板に「麹屋」いなか味噌と書いてありました。 こ…

二条城

京都に行った折に、二条城に寄りました。 今ある二条城は、徳川家が建てた物ですが、 信長が足利将軍に建てた、二条城があったはずと 探し回りましたが、見付けられませんでした。 二条城 今ある二条城とは少し離れた場所にあると聞いていたので探しましたが…

長浜城

長浜は、豊臣秀吉が、旧領主の浅井氏攻略の功で、 信長公から、浅井の旧領を拝領し、 初めて城を築城したところです。 秀吉は、その後、姫路、大坂城、聚楽第、伏見城、名護屋城と 数々の城を築城していますが、墨俣の砦はあるものの、 最初に自分の城として…

上田城(3)

関ケ原合戦の前哨戦の上田合戦で、真田は 徳川秀忠率いる徳川の別働隊を 上田城に籠って撃破しました。 しかし、真田昌幸、信繁親子は、関ヶ原の敗戦によって、 城は没収廃棄され、親子は捕らわれの身になり、 切腹は免れたものの、九度山に幽閉されました。…

旧豊前街道~山鹿(13)

旧豊前街道は、肥後熊本と 豊前小倉の間を結んでいました。 その街道上の宿場町山鹿は、 温泉も湧き出る宿場町で、 豊前街道と菊池川が交わる所には 惣門がありました。 街道の陸運と菊池川の水運は、 有明海を通して、大坂 まで結ばれていました。 豊前街道…

京都散策

昨年の末に京都を訪れ、 京都市内を散策した時見付けた、足袋屋さん ビルの谷間にありました。 もう一度行けと言われても行けません。

高山さんまち通り(2)

高山の三町筋の狭い通りを南に進むと、 料亭洲さきに出ました。 その東側に、昔の町役場だった高山市政会館があります。 その前の広い通りは、三町筋の一本東の通りで、 三階建ての木造の建物がありました。 こっち側は、上二之町です。浮世絵館などありまし…

佐原街歩き(14)

千葉県北東部にある香取市の佐原は、 利根川に注ぐ小野川沿いに 江戸時代からの町並みは、小江戸と 賞されています。 東北からの物資が、利根川経由で入り、 佐原がその拠点となって、酒や醤油の醸造が盛んに なりました。 明治になって、鉄道の発達で船便は…

田平カトリック教会~平戸市(2)

南蛮貿易と言えば、平戸が思い起こされます。 天文19年(1550年)に初めてポルトガル船が来航して 寛永18年(1641年)オランダ商館の長崎転出で ここでの貿易は終わりました。 それと同じ時期にキリスト教の布教が行われました。 そんな平戸には…

高島城~諏訪市

今は諏訪湖から少し離れた場所にある 高島城は、日根野高吉によって、諏訪湖に 張り出した水城として築かれました。 江戸以降の埋め立てにより、諏訪湖から 遠くなり、水城としての面影はありません。 明治以降、堀と石垣を残して取り壊されて、 公園となり…

柳井市~山口県

山口県の東南部にある柳井市は、 江戸時代岩国吉川藩の領地でした。 吉川藩の御納所として商業で栄え、 今も白壁の商家が軒を並べています。 柳井川の向こう側に白壁の街並みがありました。 白壁の商家の町並みの奥に、甘露醤油の醤油蔵がありました。

吹屋~高梁市

岡山県の笠岡市の北に、幕府の直轄領の銅山で開発され、 赤色の着色料として重宝されたベンガラを産出した吹屋鉱山は、 日本唯一の産地として江戸明治期に繁栄を極めました。 今は高梁市に属しており、高梁川を遡り山中に分け入ると、 忽然と、古い町並みが…

高山さんまち通り

岐阜の高山の古い町並みにある さんまち通りは、人気の観光地です。 昼間は、内外の観光客が訪れ、人波に溢れて、 飛騨の小京都の情緒に浸ろうとしても、詮無い 状況です。 もし多少でもあるとしたら、朝早く、観光客の訪れる前のひと時 お店の人が通りを掃…

奈良井宿~中山道(5)

旧中仙道の宿場町の奈良井宿は、 浮世絵の木曽街道六十九次奈良井宿では、 かなりの山道の途中の宿場みたいに描かれています。 木曽路11宿の中で標高が一番高く、 難所の鳥居峠を控え、多くの旅人で賑わい、 奈良井千軒と呼ばれていました。 奈良井宿 現在…

長浜~北国街道

長浜は、豊臣秀吉が、最初に信長公より領地を賜り 城を築いた地です。 琵琶湖の東北部にあり、お城の石垣を 琵琶湖の水が洗っています。 城下を北国街道が走り、安土から北ノ庄(福井) を結んでいました。 長浜城下 下船町 その北国街道上の賤ケ岳で、本能…

東京駅

昨年の2月に浅草から、上野駅で上野東京ラインに乗り 一駅で東京駅に着きました。 朝のラッシュの時間で、 電車は混雑して、ホームも人で溢れていました。 しかし一歩駅を出ると、人通りは少なく、 まだ目覚めてない印象でした。 東京駅

桂雲寺~有田

今年の有田陶器市も終わりました。 陶器市が開催されている通りは、 歩行者天国になりますが、 その通りから少し入り込んだ場所に、 桂雲寺という臨済宗のお寺があります。 桂雲寺 山門の前に仁王像が迎えます。

竹原~安芸の小京都

広島市と尾道市の中間にある瀬戸内の港町、 竹原は、江戸後期には製塩で栄えました。 そんな古い竹原の町並みは 安芸の小京都と称えられています。 竹原 特産物はタケノコ、日本酒などです。 また、ニッカウヰスキーの創業者竹鶴政孝(マッサン)の生家の 竹…

法観寺~八坂の塔

清水寺から三年坂を進むと、 道は左にカーブして、右に降りると、二年坂です。 まっすぐ行くと道が細くなって 正面に法観寺の八坂の塔が見えます。 法観寺八坂の塔 この辺りまで来ると、モノを売っているお店は少なく、 落ち着いた感じになります。 八坂の塔…

高知城

土佐の高知にある高知城は、それまで掛川で 6万石の領主だった山内一豊が、 関ヶ原の合戦の前の功で、 一躍土佐一国24万石の大名に取り立てられて、 築いた城です。 その前の土佐の領主は長宗我部盛親でした。 高知城追手門 明治以降の廃城令によって、ど…

川越~蔵造りの町並み

江戸の香りを求めて、東京に来ましたが、 東京大空襲もあり、その後の開発でなかなか見つけられませんでした。 そういう中、埼玉の川越に、小江戸の趣を残した、 蔵造りの町並みに行き着きました。 分厚い壁に、防火扉の2階の窓、そして特徴的な重厚な屋根 …

白川郷~合掌造り(7)

岐阜県も石川、富山県の県境に近い山里に 白川郷はありました。 白川郷は、庄川の流域にあり、 冬場は、有数の豪雪地帯で、雪に閉ざされます。 そのような気候風土の中、急こう配の茅葺の屋根を持つ 家屋が残りました。 建物の一階部分が居住空間で、その上…