白壁土蔵の表通り~飛騨市(2)

 飛騨市古川町の白壁土蔵から表通りに出ると、
大きな倉庫の前に、2名の杜氏が酒を仕込んでいる像がありました。
渡辺酒造店でした。蓬莱(ほうらい)の酒蔵とかいてありました。

蓬莱とは、古代中国の東の海にある、仙人が住むといわれた桃源郷

私の故郷の温泉にも、蓬莱泉と楼門の額に書いてあります。

イメージ 1
渡辺酒造店
大きな酒蔵の先には、お店の玄関に、杉玉の隣に蓬莱の看板がありました。

ここは、享保17年に渡邉家の初代久右衛門が「荒城屋」と称して業を起こし、三代目久右衛門が両替業を始めると共に生糸を製造して京都に販売しました。
渡邉家が酒造りを始めたのは明治3年(1870)、5代目久右衛門章でした。
以来、酒造り140年目を迎えました。
酒蔵の前を通ると、お酒の香りがしました。

飛騨市も観光地なのでしょうけど、高山ほど観光地化されてなく、
風情のある通りが残っていました。