有松~旧東海道(6)

旧東海道に残る、名古屋市の有松は、
有松絞りで、栄えた商家の
佇まいが、残っていました。

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長濱家住宅

 隣はベカリーの看板がありました。

主屋を中心に西側に土蔵、東側に塀・物置と、
有松の大規模な絞り問屋に見られる典型的な屋敷構えとなっています。
建設年代は明治中期で、建築面積240㎡、木造、厨子(ツシ)2階建、
切妻造桟瓦葺、平入りの商家で、1階は正面全体を木格子で統一し、
江戸期の蔀戸を採用せず、雨戸を入れたり出格子を採用し、
内部には、入口から裏口までの片土間式を採用しています。
2階は、軒を出桁造とし、虫籠窓を並べ、黒漆喰で塗籠めています。
    屋敷を囲む塀および石垣は、西側の塀は腰を杉皮張りとし、
東側は人の頭の大きさの玉石を積んだ擁壁が連続し、
北側手越川面は切石を積み上げた精密な亀甲積みの擁壁となっています。
明治時代に遡る遺構と考えられ、これら敷地境界の石垣も手越川沿いの歴史的景観を形成する貴重な工作物となっています。(有松案内書より)