2024-01-02 吹屋 岡山県の高梁川を遡り城下町の高梁を通り過ぎ、 西の山の中に入り込むと、突然古い町並みが姿を現します。 ここは吹屋と言って、江戸の中期頃から 吹矢銅山の鉱山町として発展し、幕末から明治にかけ 硫化鉄鉱石させたベンガラの国内唯一の産地として 繁栄しました。 ベンガラは、赤色の発色剤で、寺社の壁や鳥居、 磁器陶器または漆器の赤色の絵付けに使われました。 吹屋集落は、赤色の石州瓦とベンガラ格子に彩られた 街並みが続きます。